「横雲」のやまとうた


by asitanokumo
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カテゴリ:季節の歌・五月( 30 )

五月尽


 かきくらし雲まもみえず皐月果つふりしながめに身も細りつつ 横雲

 五月尽くあしたの空に恃めるもあふよしもなくながめくらしつ 横雲



 
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by asitanokumo | 2011-05-31 09:56 | 季節の歌・五月

杜若(かきつばた)


 咲き競ふ人美しき夕暮れの昨日は菖蒲(あやめ)今日杜若(かきつばた) 横雲


   折句「かきつはた」

 影遠く衣(きぬ)にうつろふ月の色果つる思ひを尋ねかねつも 横雲

 掻きやりし衣(きぬ)を染めたる艶深き花の色香に魂きはる夜 横雲

 掻きやれば衣(きぬ)を染めたる艶深き花の色香の玉の肌かな 横雲
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by asitanokumo | 2011-05-30 11:24 | 季節の歌・五月

文目・菖蒲(あやめ)


 朝影に我が身はなりぬあやめ咲き浅きねになく人を思へり 横雲

「朝影」は・朝日の光。・朝、鏡に映った顔や姿。・朝日に照らされてできる細長く弱々しい影、恋にやつれた姿などをたとえる。
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by asitanokumo | 2011-05-29 12:06 | 季節の歌・五月

梅雨入り・長雨


 恋しきに涙にくれてあかしけりながめの絶えずとふ人もなく 横雲

関東は昨日48年ぶりの早い「梅雨入り」だそうです。
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by asitanokumo | 2011-05-28 11:21 | 季節の歌・五月

揚羽蝶


 咲き満つる花に飛びかふ揚羽蝶命なりけり夢や乱るる 横雲
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by asitanokumo | 2011-05-27 10:45 | 季節の歌・五月

翠雨


 野も山も翠雨の染めて霞みけり忍べる里に袖を濡らしつ 横雲

 降るほどに心のままに染てけり若葉に涙翠に溢る 横雲

翠雨(すいう)とは、若葉を映して翠に見えることから、若葉の頃に降る雨をさします。
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by asitanokumo | 2011-05-26 10:17 | 季節の歌・五月

翠微・若葉寒・青葉時雨

 夏あさし翠微優しき若葉寒侘しき色の雨に煙れり 横雲
 肩濡らす青葉時雨に驚きて見上ぐる空の茜色濃し 横雲

「青葉時雨・青時雨」は、実際に降る雨ではなく、雨上がりの後、樹の下を通ると葉にたまっていた雨粒がはらはらと落ちてくるその様子をいいます。
なお、「青葉雨(あおばあめ)」は 、青葉を濡らす雨で、「翠雨(すいう)・緑雨」ともいいます。
夏の雨は、梅雨のほかに、五月雨、卯の花腐し、麦雨、甘雨、瑞雨、薬降る、神水、虎が雨、曽我の雨、喜雨、慈雨など、また、夕立は、夜立(よだち)白雨(はくう)ともいい、「夕立晴」「夕立風」「夕立雲」とういう言葉もあります。 
「翠微」は、薄緑色にみえる山のようす、その緑に染まる空気をいうようです。また、遠方に青くかすむ山の意ともあります。
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by asitanokumo | 2011-05-25 10:37 | 季節の歌・五月

芍薬


 吾が庭に芍薬の花咲きにけり深草慕ひ白きを手折る 横雲

「小町塚(小町堂、芍薬塚) の百夜通いの伝説」
あとを追って小野の里へやってきた深草の少将に、小野小町は「私を心から慕って下さるなら、芍薬を毎日1株ずつ植えて、100株になりましたら御心にそいましょう。」と伝える。少将は毎日土手に1株ずつ植え続けたが、100日目の夜に嵐で川が増水し橋ごと流されて死んでしまう。深く悲しんで、小町は99本の芍薬に99首の和歌を捧げたという。
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by asitanokumo | 2011-05-24 11:22 | 季節の歌・五月

青草


 泣き濡るる草のゆかりを尋ぬれば野辺に結べる面影ぞ濃き 横雲

【草の縁】くさ‐の‐ゆかり
《「紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞみる」〈古今・雑上〉による》
あるものをいとしく思うために、それにつながる他のものにも情愛を感じること。転じて、何らかの縁でつながるもの。紫のゆかり。
源氏物語の「若紫」に
源氏〉「ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の露わけわぶる草のゆかりを」
若紫〉「かこつべき故を知らねばおぼつかないかなる草のゆかりなるらん」

薛涛(唐)の「春望詞」の其の二
攬草結同心,將以遺知音。
春愁正斷絶,春鳥復哀吟。
ま垣の草をゆひ結び なさけ知る人にしるべせむ
春のうれひのきはまりて 春の鳥こそ音(ね)にも啼け 佐藤春夫訳
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by asitanokumo | 2011-05-23 10:57 | 季節の歌・五月

 どくだみの花摘む指に残る香や草のゆかりの懐かしきかな 横雲

 どくだみを摘みし匂ひぞ懐かしき別れの庭に白く咲き居り 横雲
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by asitanokumo | 2011-05-22 10:24 | 季節の歌・五月