「横雲」のやまとうた


by asitanokumo
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カテゴリ:季節の歌・四月( 29 )

飛花落花


 あかなくに暮れ行く春やはらはらと舞ひ散る花に俤の見ゆ 横雲
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by asitanokumo | 2011-04-19 10:30 | 季節の歌・四月

春のかたみ


 舞ひ散れる春のかたみのをそ桜みやまがくれにみるひともなく 横雲
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by asitanokumo | 2011-04-18 11:35 | 季節の歌・四月

春の果


 春の果(はて)汀(みぎは)に桜散り敷けり風より外はとふ人もなく 横雲

 誘われて春の名残を偲びけり形見の桜山の辺に散る 横雲
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by asitanokumo | 2011-04-17 13:07 | 季節の歌・四月

半仙戯


 二人して遊べる庭の半仙戯春の朧の月影優し 横雲

半仙戯(はんせんぎ)は、玄宗皇帝が「羽化登仙(人間に羽が生えて仙人となり天に登ること)の感を味わう」という意味で、ぶらんこ・鞦韆(秋千・しゅうせん・ふらここ)に与えた名。
「羽化登仙の境に遊ぶ」は「雲雨に遊ぶ」と同じく男女の睦みごとの歓びをいう。

 春の日の夕べさすがに風ありて芝生にゆらぐ鞦韆のかげ 佐々木信綱
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by asitanokumo | 2011-04-16 12:57 | 季節の歌・四月

名残の花

 春暮れて名残の花のふぶきけり夢の形見と袖にこぼるる 横雲
 暮れ行けば春の別れのなぐさめと名残の花に面影ぞ立つ 横雲
 月朧頼みに結ぶ夢覚めてあはれ名残の花ぞ散りける 横雲

名残の花とは、咲き残っている桜の花です。
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by asitanokumo | 2011-04-15 14:45 | 季節の歌・四月

花は葉に

 
 君が手の優しく撫でし花は葉に移らふ春の風の騒げる 横雲

 花は葉に移ろひにけりはかなくも散り敷く花に月影淡し 横雲

早散り果てた葉桜が優しく揺れています。時の移ろいをしみじみ感じます。
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by asitanokumo | 2011-04-14 14:21 | 季節の歌・四月

楓若葉


 楓若葉の優しきに包まれてなれを偲びぬ紅さす夕べ 横雲

 被いたる楓若葉の紅させる優しき緑春ぞ深まる 横雲


  三井寺や日は午にせまる若楓 蕪村
  老木に紅さす楓若葉かな 石鼎
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by asitanokumo | 2011-04-13 11:57 | 季節の歌・四月

花楓


 人待つやちひさく揺るる花楓音せぬ風に春の暮れゆく 横雲

 吹く風に誰をか待てる花楓人なき庭の春の夕暮 横雲

モミジの新緑がやさしい、と思って見ると小さな赤い花がこぼれるばかり。
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by asitanokumo | 2011-04-12 18:51 | 季節の歌・四月

海棠


 咲き初むは酔ひて睡れる花なれば春の宵にぞなれとねぶれる 横雲
 春の夜の夢に怨みの耐えがたく杯空し海棠の花 横雲
 

海棠は楊貴妃の酔って睡たげな姿に喩えられて「ねぶれる花」とも言う。

 海棠はまだ咲きそめの実のごとき小花ぞゆらぐかぜふきしかば 上田三四二


    好事近    李清照
吹いていた強い風が収まると 散り落ちた花びらはうず高く、
窓の外に赤い花びらを抱いて白い花びらが雪のように積もっています。
カイドウの花が咲いた後の情景をいつまでも忘れることなく覚えています、
あれはまさに 春の憂いの時期そのものでした。

お酒は終わりに近く やがて歌も止んで 美しい酒器も空になり、
ほの青い灯火が ひっそりと明滅するばかりです。
魂の見る夢には 心に秘めた怨みを忍びがたく、
その上更にホトトギスの一声が 悲しみを告げるのでした。
(「不如帰!」あああのときに戻れれば!)

    好事近    李清照
 風定落花深   簾外擁紅堆雪
 長記海棠開後  正是傷春時節 
 酒闌歌罷玉尊空 青缸暗明滅
 魂夢不堪幽怨  更一聲啼鴂 
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by asitanokumo | 2011-04-11 13:56 | 季節の歌・四月

風光る


 散る花のかほりほのかに風光る薄き緑の山べ染めつつ 横雲 
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by asitanokumo | 2011-04-10 15:29 | 季節の歌・四月