「横雲」のやまとうた


by asitanokumo
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:季節の歌・三月( 36 )

緑陰

身を寄せし緑の木陰風爽か語れる想ひ静かに揺れて

夏木立の中走り行く影追へば獣の姿叢に消ゆ
[PR]
by asitanokumo | 2011-07-15 14:09 | 季節の歌・三月

野苺

人偲び摘みし野苺手に持ちて遠雷を聴く浅間山裾
[PR]
by asitanokumo | 2011-07-14 09:32 | 季節の歌・三月

雲の峰


雲の峰高く沸き立ちいや白し盛りの夏に君の偲ばる
[PR]
by asitanokumo | 2011-07-13 16:33 | 季節の歌・三月

草茂る


面影を追へば緑の山香る茂れる草に道迷ひつつ

分かれ道夏草濡れて知る心迷へるままに立ち尽くしたり
[PR]
by asitanokumo | 2011-06-10 12:25 | 季節の歌・三月

惜春

 歓びに濡るる夢見る春の夜の明けぬ雲間の月ぞ隅なし 横雲

 佐保姫の去り行く影や星満てる夜空にほのと香の流れけり 横雲
[PR]
by asitanokumo | 2011-04-20 16:15 | 季節の歌・三月

風信子


 悲しみを超えて愛しむ人のいて香れる夜の花に託せり 横雲

ヒヤシンスは夜香蘭ともいいます。
3月29日は、風信子忌、立原道造の命日でした。
本郷弥生門の「立原道造記念館」は昨年秋に閉館となりましたが、記念館所収の資料は、信州上田の美術館・信濃デッサン館「無言館」に移され、こちらの公開は来年のこの時期か「五月のそよ風がゼリーになる」ころとのことです。
[PR]
by asitanokumo | 2011-03-31 12:51 | 季節の歌・三月

長閑なり


 長閑なる春の朝(あした)の風ほのか木ずゑを移るこゑに聞き入る 横雲

 目覚めしは鶯のこゑ正調の囀り高く枝を移ろふ 横雲

今朝の鶯は誠に模範的といえるような「ホーホケキョ」だった。

 長閑なる鶯の音に聞きそめて花にぞ春のさかりをばみる (洞院公賢・風雅集)
 長閑なる日影とゝもに軒近き木ずゑに移る鶯のこゑ (足利義教・新続古今集)
[PR]
by asitanokumo | 2011-03-30 22:46 | 季節の歌・三月

春の夢


佐保姫の移ろふ夢に誘はれて星満つ夜に花の香流る 横雲

ほんのりと色づく乳を撫で揉める歓びに濡る春の夢見し 横雲
[PR]
by asitanokumo | 2011-03-29 19:38 | 季節の歌・三月

花開く


 咲きそむる花をあだにといひなして風に散るてふ影を偲びつ

都心の染井吉野の開花は今日。平年並みで、去年に比べると6日遅いということです。
花を尋ねて近所の寺々を巡り、少しばかりお祈りもしたのでした。

 山桜われとやあだに咲そめし花の名立てに春風ぞ吹く (二条良実・続古今集)
 あだなりと花の名たてにいひなしてうつろふ人の心をそみる (京極為兼・新後撰集)
[PR]
by asitanokumo | 2011-03-28 15:43 | 季節の歌・三月

花衣


 木の下に袖触れ合ひし時偲ぶ花の衣の風に舞ひたり 横雲

そぞろ歩きには穏やかな日和。世の中のことをしばし忘れて花の中に佇みました。

 花の香に衣はふかくなりにけり木の下陰の風のまにまに (紀貫之[新古今])
 みな人は花の衣になりぬなりこけのたもとよかわきだにせよ (遍昭[新古今])
 ちりかゝるけしきは雪の心ちして花には袖のぬれぬなりけり (藤原永実[金葉集])
 袖触れし音は昔に隔てきて花にそうとき苔の衣手 (藤原兼行[風雅集])
[PR]
by asitanokumo | 2011-03-27 15:16 | 季節の歌・三月