「横雲」のやまとうた


by asitanokumo
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カテゴリ:題詠blog2011( 107 )

093:条件(横雲)

山吹を想ひ見よかし実なきとは酷き言ひ条件(くだん)の愛を
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by asitanokumo | 2012-02-11 11:24 | 題詠blog2011

飯田彩乃さんの選歌鑑賞

あちこちのブログを見ていて、飯田彩乃さんの題詠blog用のブログ「陸を離れる」の「題詠blog2011鑑賞」の一ページにある私の歌の鑑賞記事に辿りつきました。
こちら

彩乃さんは題詠blogの100首完走した方の歌からそれぞれ五首を選び鑑賞していらっしゃいます。その労力と情熱は驚くほどのものと感心しました。


自分の歌を未知の人が丹念に読んでくださるのはまことにありがたいことです。
その時その時で詠み捨てていた歌も他の人の他の時間に生きていることに感慨を覚えます。


この時は一つの恋の顛末を女性の立場で物語風に構成してみようと試みたのでした。


鑑賞されていた五首。

 遠山の雪はや消えて下草は春の準備(いそぎ)にかすか湿りて

 現れて又立ち去れる幻の花の如くに幻の女(ひと)

 この夜を死なんばかりに抱(いだ)かひて絡み放さぬ汝が身の燃ゆる

 卵抱く鳥の如くに身を折りて哀しみを抱き揺りかごとなる

 忘られぬ思ひ出ひとつ汝(な)が舌の完骨(みみせせ)に這う甘き感触

(朝の雲Ⅱにアップした記事の再掲)
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by asitanokumo | 2011-11-12 09:01 | 題詠blog2011

西中選歌

他の人のブログから「しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳」というサイトに辿りつきました。そこでは、「題詠blog2011」の歌の選をしておられました。
そこに参加して詠んだ私の百首のうちからも32首を選んでいただいていました。なんとも望外の喜びでした。
その歌を拾い集めてみました。ひとに読んでいただけるのは嬉しいものです。

009:寒・・寒紅に美しき嘘隠しつつ髪結い直す月高き宵
010:駆・・星流る空の下にて抱かるる天駆ける馬身の内に居て
012:堅・・乙女らの清らの姿並びたり春の陽受くる堅香子(かたかご)の花
013:故・・汝(な)が心移るばかりの故由(ゆゑよし)を幽かに見せて俯きて居る
019:層・・大塔の裳層(もこし)を濡らす春の雨髪しなやかに愁ひ深めり
023:蜂・・花蜂の飛び交ふ苑に咲く花の蜜に魅かるる心地して駆く
025:ミステリー・・吾が胸に埋むるままのミステリー絡まる糸の解くに術(すべ)無く
032:町・・連れ立ちて寺町を行く春の宵憾みの裾を翻す風
043:寿・・福寿草咲きて嫁ぎし冬の日を想ひ出でたり去りし日遠く
047:態・・髪おろし眼(まなこ)を閉じて態(わざ)とめく甘ゆる仕草なすほどに憂し
048:束・・束ね髪放てば燃ゆる秋の色身は菊の香に抱(いだ)かれてをり
049:方法・・などてかく思ひそめけむ澪標(みをつくし)夕さりつ方(かた)法(のり)の声聴く
050:酒・・花びらの浮かべる朝の菊の酒少し乱れて女澄みたり
056:摘・・春の野に草摘み遊ぶ乙女らの髪に裳裾に風柔らかき
059:騒・・つれなくもあはれといひて臥せ居ればひたと寄せ来る春の潮騒
064:おやつ・・のど赤きおやつばくらめ一夜(ひとよ)居し肌(はだへ)に紅き花びら残る
066:豚・・花陰に河豚提灯を灯しけり透けて涼しき相触るる宵
068:コットン・ ・コットンの白く弾けし畑広し滴る汗に風の過ぎ行く
069:箸・・購いし京の土産の夫婦箸誰と使はむ当てもなき宵
070:介・・世之介の夢の続きの女護が島何処と知れず虹に包まる
071:謡・・春雨に枕くづせる女居て遠きむかしを艶めく謡ふ
072:汚・・花の雨しとど濡らせる宵なれば朽ちたる花の汚きを摘む
073:自然・・艶やかに無為自然なる生き方を倣いたき日の花は散りけり
075:朱・・白梅の散りかかりたる朱唇佛手合わす君に梅散りかかる
076:ツリー・・建ち上がるスカイツリーの背景に富士を並べし川岸の春
081:配・・喩ふれば人居ぬ島へ配流の身便り一つのこぬか雨降る
084:総・・山間(やまあひ)に隠れ咲きたる総桜(ふさざくら)雪のひと塊(くれ)消え残したり
085:フルーツ・・舞ひ終えてフルーツカクテル手に笑みし眼下の夜景春雨に濡る
086:貴・・抱かれて燃えたる後の貴(あて)やかに染まりし肌に衣纏へり
087:閉・・晩き朝けだるき春の雨降れば閉ざせる庭に苔匂ひ立つ
098:味・・三味の音に惹かれて雨の春の街そぞろ歩けば人の恋しき
099:惑・・道ならぬ恋の終はりて静かなり道に惑ひし日々遥かなり

 選ばれし歌を読みつつ夏空に色変はり行く時を偲びき 横雲
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by asitanokumo | 2011-06-04 14:37 | 題詠blog2011
「題詠blog2011」の私の百首の並び順を編集しなおして掲載しておきます。
歌の後の三桁の数字がお題とその順でした。

1たまさかに出会いし定め慈しみ君が手をとり登る山坂004:まさか
2山間(やまあひ)の谷に迫りて山桜人知れずこそ愛しかるらめ093:迫
3三味の音に惹かれて雨の春の街そぞろ歩けば人の恋しき098:味
4春の宵左褄取る女居て花弁散らす三味の音哀し096:取
5現れて又立ち去れる幻の花の如くに幻の女(ひと)020:幻
6病みてなほ神の護(ちは)へる身にあれば再び逢はむ人を恋せり044:護
7出逢ひしは何に譬えむ奇中の奇跡を辿りて想ひの深し033:奇跡
8文に名を平出するは尊びて切なく想ふ公式令(くしきりやう)なり029:公式
9大塔の裳層(もこし)を濡らす春の雨髪しなやかに愁ひ深めり019:層
10などてかく思ひそめけむ澪標(みをつくし)夕さりつ方(かた)法(のり)の声聴く049:方法
11恋といふ身のうらに寄る虚貝(うつせがい)むなしきからを幾夜拾はむ 055:虚
12池の辺に小舟漕ぎ出で蓮の花分け行く夕べ酔ひの仄かに051:漕
13間男の上手き手結(てつがひ)婚(くな)ぐるに色艶増して去る出会い茶屋080:結婚
14嫌(きら)いとも言へず竦(すく)みてとりあへず抱(いだ)かれてみし春の朧夜015:とりあえず
15情けをも丼勘定といふ君の涙のあとに心震はす054:丼
16花蜂の飛び交ふ苑に咲く花の蜜に魅かるる心地して駆く023:蜂
17成就せる恋もありしが許されぬ成らずの森の恋も哀しき089:成
18掃墨(はいずみ)を白粉(はふに)と紛(まが)ふ女居て笑ひし後に吾(あ)を顧みし034:掃
19電(いなづま)に竹美しき影見せて吾が思ふ人面影に立つ031:電
20忍ぶるに身を細らする想ひかな雪間を分けていつや君来む003:細
21そもやそもそもじを恋ふも夢ならば浮名立たぬと契る春の夜090:そもそも
22白梅の散りかかりたる朱唇佛手合わす君に梅散りかかる075:朱
23舞ひ終えてフルーツカクテル手に笑みし眼下の夜景春雨に濡る085:フルーツ
24射干玉(ぬばたま)の髪を洗ひて君待てば雲居を出でし月輝けり021:洗
25耕せる畑に春の陽(ひ)満ち溢る汝(な)が待つ庵(いほ)に心浮き立ち007:耕
26逢えばとて矢庭に抱かれ息詰めし身を貫ける深き悦び039:庭
27夕されば生きるも死ぬも万有無為渾沌にして身を擲(なげう)ちし061:有無
28花陰に河豚提灯を灯しけり透けて涼しき相触るる宵066:豚
29花びらの浮かべる朝の菊の酒少し乱れて女澄みたり050:酒
30歌に酔ひ恋に迷ひて行く末の前途遼遠慮(おもんばか)れり095:遠慮
31遠山の雪はや消えて下草は春の準備(いそぎ)にかすか湿りて018:準備
32晩き朝けだるき春の雨降れば閉ざせる庭に苔匂ひ立つ087:閉
33目出度くも幸ひ木てふ粥杖を汝が腰に当つ今朝の喜び002:幸
34君は今咲ける花こそ愛(め)でたらめ吾が顔(かむばせ)も月に照り映ゆ022:でたらめ
35抱かれて恋の口説(くぜち)に拗ねて泣く月も朧に春の夜更くる028:説
36この夜を死なんばかりに抱(いだ)かひて絡み放さぬ汝が身の燃ゆる038:抱
37抱かれる身の芯に熱籠り居て疼く心の匂ひ立ちけり052:芯
38逢ふ毎に深まりゆくが怖きかな情けも肉も熱く燃ゆれば097:毎
39酌下手の床下手のとも愚痴垂れて拗ねて甘えし人の手払ふ008:下手
40抱かれて燃えたる後の貴(あて)やかに染まりし肌に衣纏へり086:貴
41黄生絹(きすずし)の衣(ころも)に解ける黒髪の乱るる今朝(けさ)ぞ紅のもの憂き016:絹
42束ね髪放てば燃ゆる秋の色身は菊の香に抱(いだ)かれてをり 048:束
43風涼し朧月夜の真帆片帆波に抱かれ揺れ惑う身に058:帆
44とりどりに雑木紅葉の色づけり君に染まれるわが身も愛し079:雑
45星流る空の下にて抱かるる天駆ける馬身の内に居て010:駆
46望月の一夜を通し照り映えて思ひ残さぬ朝の横雲014:残
47湧き出づる言の葉君に捧ぐれば恋ひ初めしころ蘇るかな088:湧
48乞ひ債(はた)る恋の言の葉身に重く眼(まなこ)閉じたり雪の降り積む091:債
49汝(な)が心移るばかりの故由(ゆゑよし)を幽かに見せて俯きて居る013:故
50吾が胸に埋むるままのミステリー絡まる糸の解くに術(すべ)無く025:ミステリー
51つれなくもあはれといひて臥せ居ればひたと寄せ来る春の潮騒059:騒
52連れ立ちて寺町を行く春の宵憾みの裾を翻す風032:町
53花と咲き濡るる羽衣返しなば浦風に和しなれは何処(いづこ)へ065:羽
54殊更に幼稚なる嘘重ねるは見透かされたき甘える心045:幼稚
55髪撫づる君の知らざる若き日の髫髪少女(うないおとめ)の姿愛ほし005:姿
56寒紅に美しき嘘隠しつつ髪結い直す月高き宵009:寒
57振向けば暑(あつ)れて君の間遠なる日々過ぎてゆき秋ぞ来にける036:暑
58寝もやらず奏でられたる身を厭ひ髪の乱れにおもひみだるる046:奏
59髪おろし眼(まなこ)を閉じて態(わざ)とめく甘ゆる仕草なすほどに憂し047:態
60のど赤きおやつばくらめ一夜(ひとよ)居し肌(はだへ)に紅き花びら残る064:おやつ
61花の雨しとど濡らせる宵なれば朽ちたる花の汚きを摘む072:汚
62卵抱く鳥の如くに身を折りて哀しみを抱き揺りかごとなる078:卵
63夏至の夜の枕に長き髪置きて今日と思ひつ出逢ひし雨夜042:至
64夏の夜の叩く水鶏(くひな)に驚きて月の入れるに恋ひてなくなり027:水
65裏切りの支離滅裂の言い訳に流す涙の枯れ果てし夜094:裂
66遅き日のうららに暮れて黒髪の長きをかこち眺む望月030:遅
67忘られぬ思ひ出ひとつ汝(な)が舌の完骨(みみせせ)に這う甘き感触100:完
68裏切りに抜けば玉散る氷の刃怒る言の葉身を切り刻む074:刃
69別るる日ゲームの如く語らひて涙隠せる君の横顔011:ゲーム
70花散れば偲ぶ心のたはるるも狂者となれず狂ほしきかな077:狂
71艶やかに無為自然なる生き方を倣いたき日の花は散りけり073:自然
72世之介の夢の続きの女護が島何処と知れず虹に包まる070:介
73恩を謝し怨みの数を忘れたく別れし君の文を燃やせり024:謝
74失へる時を求めて彷徨(さまよ)ひてなほ面影に立つ夕月夜(ゆふづくよ)017:失
75別れしに夜な夜なうらみ悶えたる呻きし声の知る由も無し053:なう
76一人居の嘆きをば知り月待てば時ぞともなく夜直鳥(ほととぎす)鳴く060:直
77購いし京の土産の夫婦箸誰と使はむ当てもなき宵069:箸
78別れしも嘆かふるてふ伝言(つてこと)に迷ひて露も置き所無く040:伝
79別れしに思いの丈を詠ひたる言の葉の数幾つ拾いひぬ063:丈
80喩ふれば人居ぬ島へ配流の身便り一つのこぬか雨降る081:配
81手枕の袖濡らける罪深き言の葉さへも今は懐かし035:罪
82未練なり綺麗さっぱり忘れしに嘆きの跡の傷も癒えしに041:さっぱり
83福寿草咲きて嫁ぎし冬の日を想ひ出でたり去りし日遠く043:寿
84想い出づ二人並びてローレライバルコンに居て聞きたりし日よ057:ライバル
85愛念を失せしに胸に消え残る恋の記念(かたみ)の歌の数々092:念
86名残月プロポーズてふ言葉なく別るる人ぞ忘らるまじき037:ポーズ
87道ならぬ恋の終はりて静かなり道に惑ひし日々遥かなり099:惑
88若き故困ずるままに別れしが面影立ちて消ゆることなし006:困
89逢ひし日の心震はすひとことに涙溢れし想ひ出のあり026:震
90春雨に枕くづせる女居て遠きむかしを艶めく謡ふ071:謡
91鶯の初音聴かむと手をとりて通ふ山路に春の色濃し001:初
92乙女らの清らの姿並びたり春の陽受くる堅香子(かたかご)の花012:堅
93春の野に草摘み遊ぶ乙女らの髪に裳裾に風柔らかき056:摘
94建ち上がるスカイツリーの背景に富士を並べし川岸の春076:ツリー
95山間(やまあひ)に隠れ咲きたる総桜(ふさざくら)雪のひと塊(くれ)消え残したり084:総
96万代(よろづよ)に伝はる歌の数々を読みて和めり梅匂う夜082:万
97コットンの白く弾けし畑広し滴る汗に風の過ぎ行く068:コットン
98秋の暮れ矢切の渡し遠く見て野菊の墓に悲恋を悼む062:墓
99月影に花散り流る御溝水(みかはみづ)楚々と音(ね)響く九重(ここのへ)の庭083:溝
100その歌を励みに詠みし「うたのわ」の人に逢いたし口づけもせむ067:励
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by asitanokumo | 2011-03-01 14:39 | 題詠blog2011
私の題詠blog2011の百首について、夏実麦太朗さんに七首選歌をいただきました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りということでした。

014:残
望月の一夜を通し照り映えて思ひ残さぬ朝の横雲

023:蜂
花蜂の飛び交ふ苑に咲く花の蜜に魅かるる心地して駆く

☆048:束
束ね髪放てば燃ゆる秋の色身は菊の香に抱(いだ)かれてをり

050:酒
花びらの浮かべる朝の菊の酒少し乱れて女澄みたり

059:騒
つれなくもあはれといひて臥せ居ればひたと寄せ来る春の潮騒

090:そもそも
そもやそもそもじを恋ふも夢ならば浮名立たぬと契る春の夜

097:毎
逢ふ毎に深まりゆくが怖きかな情けも肉も熱く燃ゆれば
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by asitanokumo | 2011-02-28 20:31 | 題詠blog2011

完走報告(横雲)

二月十日過ぎに「うたのわ」に参加し、こちらを知って、今回初参加です。
読み返すと直したい歌が多いのですが、一気に詠んで推敲も無いという発表の場というのも又面白く思えました。
予想以上に熱中した一週間、意外に速く完走できました。

一応、文語で、立場を設定しての題詠でした。面白くよむことができました。
時系列に並び替えて揃えれば物語にできるかと思っています。

主催者さま、ご参加の皆さま、ありがとうございました。
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by asitanokumo | 2011-02-24 20:22 | 題詠blog2011

100:完(横雲)

 忘られぬ思ひ出ひとつ汝(な)が舌の完骨(みみせせ)に這う甘き感触
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by asitanokumo | 2011-02-24 18:50 | 題詠blog2011

099:惑(横雲)

 道ならぬ恋の終はりて静かなり道に惑ひし日々遥かなり
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by asitanokumo | 2011-02-24 18:48 | 題詠blog2011

098:味(横雲)

 三味の音に惹かれて雨の春の街そぞろ歩けば人の恋しき
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by asitanokumo | 2011-02-24 18:46 | 題詠blog2011

097:毎(横雲)

 逢ふ毎に深まりゆくが怖きかな情けも肉も熱く燃ゆれば
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by asitanokumo | 2011-02-24 18:44 | 題詠blog2011