「横雲」のやまとうた


by asitanokumo
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佐保姫

 佐保姫の花色衣かけそへて咲きそふまゝに月に濡れけり 横雲

奈良の東に佐保山の神は春の女神とされ、春の神を佐保姫(さほひめ)と呼ぶようになりました。白く柔らかな春霞の衣をまとう若々しい女性がイメージされる春の季語です。
なお、佐保路とは、東大寺、転害門(てがいもん)から西の法華寺に至る大路をいいます。

 佐保姫の糸そめかくる青柳を吹きな乱りそ春の山風 (平兼盛・詞花和歌集)
(春の山風よ吹かないでくれ、佐保姫が染めて青柳にかけた糸が乱れてしまうから)

 佐保姫の解きし帯かも虹淡し 橋本榮治
 朝刈りの草芳(かぐは)しき佐保路かな 東妙子
 夕立来し佐保路に思ふ人ありて 町春草
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by asitanokumo | 2011-03-24 16:15 | 季節の歌・三月