「横雲」のやまとうた


by asitanokumo
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百首まとめました。
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001:地  共に行く道は何処まで老いてなお地獄極楽見るが人の世
002:欠  不真面目な欠伸(あくび)が今はふさわしい呪いの杜に神の不在を
003:超  惚け茄子と醜さ知らず限界を超えて傾く明日(あした)を足蹴(あしげ)
004:相当  被曝量致死相当の推定に命いとしと祈り続けて
005:移  春浅い窓に寄り添い移りゆく時を嘆いて「世はこともあり」
006:及  想像の及ばぬ果に来りしと七十年の終焉を見る
007:厳  厳冬を越えれば春が来るはずも凍ったままの予感に震える 
008:製  寄り添って二人座れば春の日にゆるゆる軋む木製の椅子 
009:たまたま 恋のうたまたまつく尾を泥中に曳いて吟じる亀の極楽
010:容  春容を慕いて啼くは容佳鳥(かおよどり)君の声こそ今はききたく
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011:平  恋いしくて彷徨い巡る平城山(ならやま)の悲しい歌を君に聞かせる
012:卑  漏れてくる声が卑猥な遅出しの老猫の恋歌垣の夢
013:伏  虹色の伏せ字を起こしそして春 伏目がちなるひといつくしむ
014:タワー 祝宴の夢にわれらは若くしてシャンパンタワー添いて見上げる
015:盲  有り難い盲亀浮木の出会いでも穴を求めて亀はかなしむ
016:察  水色の診察室のディスプレー水草分けて鱗がひかる
017:誤解  狂乱の時代の錯誤解きほぐす正気が戻る朝はもうない
018:荷  ほんのりと薄荷が香り若い日の口づけの味思い出す朝
019:幅  春うらら飛び越えられない川幅にふたり手を取り朝の陽浴びる
020:含  握る手にうふっと含み笑う声今キスしたいと誘う川端
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021:ハート 並んでるハートマークが嬉しくてふたりで越える百里の隔て
022:御  春が来て制御できない想い湧きスカートふわりひるがえす君
023:肘  語りたいことはあるのに見つめ合い片肘ついて煙草吸ってる
024:田舎  啜り合う田舎汁粉は身を焦がす花見の茶屋に夕焼けを呼ぶ
025:膨  老いる身も花咲く春の日の夢を膨らませつつ一日(ひとひ)千秋
026:向  小春日は二人並んで日向ぼこ絡ませた手に猫がじゃれつく
027:どうして 待っていて今夜のうちにどうしてもピンクのバラを届けたいから
028:脈  春の旅二人で眺める湖の悦びの跡光ってる水脈(みお)
029:公  テラスから眺める初夏の外苑の公孫樹並木に風が流れて
030:失恋  のめり込み茫然自失恋の闇迷宮の中道に外れて
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031:防  けだるきも夜の防ぎのガウン着てタバコ燻らす時の恍惚
032:村  茶の里の又一村に立ち寄って恋の味する抹茶を啜る
033:イスラム トップレス二人で泳ぐメキシコのイスラムヘーレス透明な海
034:召  制服にお召替えしたお姫様幼稚園には桜満開
035:貰  貰い泣きするひとがいてそのままに閉ざされていく桜咲く路
036:味噌  抜き差しの胡麻味噌ずいの指遊びお茶碗割れてトッピンシャン
037:飽  飽かなくに影は隠れて見えぬまま時移ろいてやがて花散る
038:宇  霧深き宇治の恋読む春の宵去りゆく影が朧ろにとける
039:迎  お迎えの来る日も近いと思うから笑顔ばかりが鮮やかな朝
040:咳  近づくも咳払いして知らん顔連れている人いったいだぁれ
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041:ものさし 笑絵は江戸の好きものさしおいてたかぶる猫の恋を見詰める
042:臨  臨津江飛びかう鳥を羨めり縺れる綾はいつの日ほぐる
043:麦  一粒の麦の実りを祈りつつ一人の子ども一本のペン
044:欺  欺きを許せるぬものと怒れども甘えた笑顔に月おぼろなり
045:フィギュア フィギュアの削る氷の輝きの音に合わせて靡くフレアー
046:才  春の日のショーウィンドーが映し出す才子佳人に見惚れ寄り添う
047:軍  手に持てる桜ひと枝花軍(はないくさ)灯しにあかき君のかんばせ
048:事情  だめ押しのつれない返事情けなく夜沈沈と涙にくれる
049:振  待ち疲れ振りさけ見ると咲き誇る花におぼろの月がでいいる
050:凸  解く髪と胸の凸起の透く影が夏の海辺の窓に揺らいだ
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051:旨  旨酒の魅惑に溺れ夜が明けてほてる肌(はだえ)に花影揺れる
052:せんべい いかんせんべい独楽弾く夏の日のもう戻れない苦い思いを
053:波  ひとり寝て乱れる胸が波の穂のしぶきに濡れた夏が悲しい
054:暴  猛り立つ暴れん坊を慰めて見つめる頬に涙ひとすじ
055:心臓  再会に動きはじめた心臓が止まったままの時を求める
056:蓄  記された含蓄多い歌読んで悶々春のひとひが過ぎる
057:狼  「もうやめる」不意の言葉に狼狽(うろた) える何をやめればいいのか我は
058:囚  つぶやいた君の言葉に囚われて進めないまま茫然自失
059:ケース ショーケース二人並んで眺めては迷い迷いの未来を探す
060:菊  枯菊を焚くとほのかな香が流れあなたのいない季節(とき)が過ぎさる
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061:版  回数も期間も越えて体験版使用不能に陥った恋
062:歴  過ぎた日の着信履歴見返して削除をいくつ繰り返す夏
063:律  君は病む我の心の調律師それでも治らぬ怪しい呂律
064:あんな 世の中に恋てふもののあんなるにあんなことして過ごす一日
065:均  均等に配分される愛なんて悲しいだけと独占の欲
066:瓦  巡りきた赤い煉瓦の水路閣手をとりくぐる幻月の宵
067:挫  折節の飾り気のないメール見て挫けた気持ち奮い立たせる
068:国歌  亡びたる国歌うたえと強いられてひたすら噤む唇痛い
     京の旅阿国歌舞伎の屏風絵を君を待ちつつ眺めゐたりき
069:枕  枕絵を見せて誘えば逃げもせず素知らぬ顔で握り返す手
070:凝  目を凝らし見つめる振りのあぶな絵にふたりの想い重なっていく
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071:尻  悲しくも尻切れ蜻蛉になるメール夜更けに一人つぶやいてみる
072:還  アラ還という人々が群れなして鞍馬天狗も尻込みをする
073:なるほど その仲が深くなるほど夕暮は逢瀬の影を優しくつつむ
074:弦  横たわるベットサイドに流れてる弦楽小夜曲甘く切ない
075:肝  老いた身も土用の昼の肝吸いにやがて哀しく気をみなぎらす
076:虜  魅せられて君の虜になった日が七月六日と言う人がいて
077:フリー フリーズの対処としては唇の長押しによる強制開始
078:旗  入日さす豊旗雲の緋の色に心もえよと染められている
079:釈  毎日が何にもなくて過ぎていく会釈こぼして逢うはいつの日
080:大根  土落とす二股大根色っぽくその身を我は密かに撫でる
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081:臍  願わくば臍の下には知恵ないと気まま勝手を笑って許せ
082:棺  片足を入れた棺桶抜け出して最後の恋は死に物狂い
083:笠  涙ふき合羽からげた三度笠見送る影に未練が残る
084:剃  剃り跡に滑らす指がしなやかでやがて開いて濡れる唇
085:つまり 君が住む郷の垣内(かきつ)は幸多く水清くして魚(いを)あつまりぬ 
086:坊  逞しい暴れん坊が大好きと甘えん坊がいやいやをする
087:監  臍下の監督責任問う人の拗ねてる声が胸に甘える
088:宿  宿帳に妻と記すを覗き見て君はすましてつんつん突く
089:潮  風孕み八重の潮路をゆくような夢を抱いて君に会いたい
090:マジック 密やかにマジックミラー越しに見る君の半裸はとても艶やか
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091:盤  手を取れば切羽詰った盤面を好転させる一手が見える
092:非  苦しくも君との恋は非公開秘かなゆえの堅い契約
093:拍  競詠の百首に込める恋心成就目指して拍車をかける
094:操  真直ぐの思いの丈を確かめて操つりつられの道を一筋
095:生涯  生涯の最後の恋と誓っても君の移り気やはり心配
096:樽  にっこりと小さな角樽ぶら下げて祝いの刻(とき)に君が現る
097:停  危ないと停(とど)める言葉振り切って踏み入る道に光あふれる
098:覆  目を覆い手の感触に委ねてる声が愛しい夜もあったね
099:品  大切な遺品にすると仕舞われて埃をかぶる老いらくの恋
100:扉  逢坂の関の扉(せきのと)越えむ狂い咲く妖しい色の歌を連ねて
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完走報告 ようやくに百首完走しましたと報告できる喜びのとき
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# by asitanokumo | 2016-11-05 17:09 | 題詠2016

題詠blog2015の「まとめ」

今年は「題を初句(上五)に置いて男女交互(奇数番=男・偶数番=女)の一対の恋歌(相聞歌というより春歌?)に仕立てる」という条件で詠んでみました。
一応形だけは50組ができました。
歌物語になるようにストーリーを作ろうと考えて、一年の場面展開ができるかと四季を織り込んでみましたが、あまり上手くはいきませんでした。

歌の順の組み換えで物語になるでしょうか。途中から「春情」という題が浮かんでいました。


001:呼 呼ぶ声に知らん顔して床の中朝餉用意の音に香に酔う
002:急 大急ぎ朝餉の仕度終えた後あなたの横にまた潜り込む

003:要 要垣刈り込む春ののどけさよ萌えでた若芽つややかに散る
004:栄 栄映えに萌えた若芽は刈り取られ匂い放てば思い乱れる

005:中心 中心を見事に射抜く矢のような言葉をひとつ歌に詠みたい
006:婦 主婦という名を脱ぎ捨てて走らせる君の言葉をなおも求めて

007:度 感度よく応える君を撫であげて奏でる曲が夜に熔けいる
008:ジャム ジャムバンド楽しみながら盛り上がるふたり密かのひと夜の宴

009:異 異なことを言わずもがなと目隠しをさせて寄り添う夜の楽しみ
010:玉 お手玉を弄ぶかにあやつられ目隠し遊びに更けてゆく夜


011:怪 怪しげに振舞う訳を解き明かす君に秘密のビッグイベント
012:おろか おろかにも拗ねて怒った催春の企み甘く解き明かされる

013:刊 夕刊紙テロよりエロが大切と悟りを示しメールを誘う
014:込 申込み締め切りましたとそっけなく断り入れて携帯閉じる

015:衛 助兵衛と軽く呼ばれて振り返る締まりない顔人に見せたし
016:荒 手荒には扱わないと言われてもいじめて欲しいときはあったよ

017:画面 側画面描いて胸のシルエット殊更見せて気にする仕草
018:救 救世願う観音様を前にして祈るは君とのとわなるえにし

019:靴 靴を脱ぎ駆け出してゆく草原にふたりの笑う声が弾ける
020:亜 亜麻色の髪撫でていく薫る風ふたりで走る高原の朝

021:小 小雨降る海辺にふたり見つめ合う言葉少なの出会いの時を
022:砕 砕け散る白い波間に言葉消え指を絡めてただ見つめ合う

023:柱 琴柱立て奏でる指のしなやかな朧ろの影が浮かぶ春永
024:真 真木の戸を閉ざしたままに待ちいればうらむ心のありなしを知る

025:さらさら さらさらにその気はないといいながら目を潤ませて腕の絡まる
026:湿 湿り声漏らして拒むその裏で腕絡ませる卑怯な私

027:ダウン メルトダウンしても安全? 溶けてゆく心も身をも坩堝に溺れ
028:改 改札で待ち合わす時花盛り手を振る笑顔に駆け出していた

029:尺 尺八の首振る影が奏でゆく桜月夜の酔いに任せて
030:物 物語るふたりの過去も行く末も窓辺の月に輝いている

031:認 認め合い寄せる唇柔らかく融けゆく先に散る花の影
032:昏 昏冥に漂う恋の行く末を密かに語る唇は蜜

033:逸 淫逸の音響かせて動くもの滾る坩堝に溢れる思い
034:前 名前呼び手繰る思いが溢れくる熱きをなおも探り求めて

035:液 太液の芙蓉を映す水面(みなも)には波立つ雲の広がる見えて
036:バス カンバスに描く蓮花色付けて恋に狂うを何に例える

037:療 療養の湯船にふたり身を沈め至福の世界山峡(やまかい))の宿
038:読 読書する君に寄り添いひたりゆく至福の世界山峡に月

039:せっかく せっかくの誘い断るわけもなく喜び向かう桜咲く里 
040:清 清滝の桜訪ねる旅の宵二人を包み花吹雪舞う

041:扇 絵団扇の風の涼しい夏の宵愛の形を様々に見る
042:特 特上の技繰り出して打ち上がる花火の形様々に見て

043:旧 旧り増さるわが身をそそる雪の夜に延齢草の萎れ気味なる
044:らくだ 「らくだい!」とからかう雪の夜の更けていやふるほどに萎れ伏す竹

045:売 売れ残るものほど味は深まると安い姫松贖いし市
046:貨 アルミ貨の溜まった箱の両替で育つ若木を贖いし市

047:四国 四国へと飛びゆく空に雲豊かキラリ見えたる春惜しむ海
048:負 負うた子の指差す方に光る波春を惜しんで確かめる旅

049:尼 釈迦牟尼のてのひらに降る春の雪つもる思ひもやがて消えゆく
050:答 答にはならず涙で誤魔化すも積る思ひの消えぬ雪の夜

051:緯 日の緯(よこ)の麓に懸かる白い影腰折れの身が春惜しみゆく
052:サイト エキサイトして見るビデオ春惜しみ哀しく唄う腰折れの歌

053:腐 腐れ合う二人にも来るまたの春身を惜しみつつ散る花を見る
054:踵 踵返す花野の果ての枯野原萎れゆく身のゆく方に見え

055:夫 夫ある女の恋を歌いあげ燃える炎に身を任す君
056:リボン リボンの輪楽しみほどくプレゼント恋の炎の指に燃え立つ

057:析 透析の治療の如く我が胸の不純を浄化する術ありや
058:士 衛士の火の燃える如くに焦がす胸ものを思えば消す術はなし

059:税 恋の税課せられ嬉し身を責めてなずむ躰の蘇るを待つ
060:孔雀 大孔雀広げた羽根が鮮やかに恋を誘って弱気を払う

061:宗 孟宗を春の驟雨が濡らしゆき人偲ぶ身を風が吹き抜く
062:万年 万年青の実雨止むあとは艶やかに濡れた葉陰に雫光らす

063:丁 沈丁の香り漂う春の宵色めく髪に指さし入れる
064:裕 裕(ゆた)かなる心に触れて行く春を惜しむ宵闇香に包まれる

065:スロー スロープをゆるゆるくだる春の道白梅の枝塀越えて咲く
066:缶 缶コーヒー頬にあてればほの熱く梅探る日のベンチにふたり

067:府 都府楼の梅の便りに誘われて聞きに往こうか観音の声
068:煌 煌やかな音が観たいと誘われてゆけば二人を包む春の香

069:銅 銅羅の音の響く御寺に春浅く経読む僧の遠ざかる影
070:本 本堂の菩薩を前に極楽を説いて立ち去るうら若い僧

071:粉 火の粉舞い雄叫び響く火祭の燃え落つ時の美しき闇
072:諸 諸肌を晒し駆けゆく男の背松明揺れて火の粉が注ぐ

073:会場 会場をいでても冷めぬ昂ぶりに震えて寄せる身を抱きしめる
074:唾 唾溢れ舌からめるくるキス拒み胸にやさしく抱かれている

075:短 短めに髪刈ってみて男伊達逢いに行こうか耐えて忍ぶか
076:舎 校舎前咲き初める花眺めやり体いとえと優しい言葉

077:等 吾等みなまやかしの世を惑うゆえひとつの誠探り求める
078:ソース ソースパンことこと煮込み待つ時間育つ芳醇ひとつの誠

079:筆 紅筆の色を映して紅梅が鏡の奥で染まりゆく朝
080:標 道標(みちしるべ)さしてる先に紅白のおぼろにかすむ梅林を見る

081:付 付け下げの名古屋の帯をほどくとき盛りの花がとめどなく散る
082:佳 この佳き日二人で歩む道見えて祝いの花か散り敷かれゆく

083:憎 憎いほど痛む心が通い合う逢えないままの星合の夕
084:錦 綾錦七夕姫の逢う夜にふたりの未来夢に織ってた

085:化石 化石になるくらい強く抱き合い今夜の二人かたまっている
086:珠 擬宝珠を濡らした雨が通り過ぎ火照った肌を寄せ合うふたり

087:当 当尾(とおの)の道花の匂ひのする女(ひと)と巡る石仏九体の御寺
088:炭 炭焼きのけぶりが見えて山里は眠るがごとく鎮まっている

089:マーク キスマーク隠して帰りゆく人の言い訳聞いてみたい初旅
090:山 山里を巡った旅の言い訳に密かに選ぶ甘いお土産

091:略 略奪の果てに叶った愛ゆえに精尽きるまで燃えに燃えたい
092:徴 徴(はた)り攻められて靡いた身の歓喜命尽きるまで燃えに燃えたい

093:わざわざ わざわざのお出ましなればこの寒さ耐えて待ちいる地吹雪の駅
094:腹 腹の下さぐる指先冷たくも歓び待ちて地吹雪の夜

095:申 申祭過ぎて淋しい参道を二人で歩く探春の旅
096:賢 普賢象咲きて重たく散り敷いて過ぎた盛りをなお咲き誇る

097:騙 騙し絵の騙しの技に身を任せ夢の世界に遊ぶ春の夜
098:独 独鈷の湯訪ね燃え立つ春の旅夢の世界に遊ぶ伊豆の夜

099:聴 秋聴くと名づけた庵に行きあたる紅葉の道の園を訪ねて
100:願 願かけの結びて逢える宿の橋覆う紅葉をくぐりて渡る




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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:54 | 題詠blog2015

完走報告(横雲)

今年は「題を初句(上五)に置いて男女交互(奇数番=男・偶数番=女)の一対の恋歌(相聞歌というより春歌?)に仕立てる」という条件で詠んでみました。
一応形だけは50組ができました。
歌物語になるようにストーリーを作ろうと考えて、一年の場面展開ができるかと四季を織り込んでみましたが、あまり上手くはいきませんでした。

歌の順の組み換えで物語になるでしょうか。途中から「春情」という題が浮かんでいました。




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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:41 | 題詠blog2015

100:願(横雲)

願かけの結びて逢える宿の橋覆う紅葉をくぐりて渡る


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:29 | 題詠blog2015

099:聴(横雲)

秋聴くと名づけた庵に行きあたる紅葉の道の園を訪ねて


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:27 | 題詠blog2015

098:独(横雲)

独鈷の湯訪ね燃え立つ春の旅夢の世界に遊ぶ伊豆の夜


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:25 | 題詠blog2015

097:騙(横雲)

騙し絵の騙しの技に身を任せ夢の世界に遊ぶ春の夜


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:23 | 題詠blog2015

096:賢(横雲)

普賢象咲きて重たく散り敷いて過ぎた盛りをなお咲き誇る


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:21 | 題詠blog2015

095:申(横雲)

申祭過ぎて淋しい参道を二人で歩く探春の旅


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:19 | 題詠blog2015

094:腹(横雲)

腹の下さぐる指先冷たくも歓び待ちて地吹雪の夜


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:17 | 題詠blog2015

093:わざわざ(横雲)

わざわざのお出ましなればこの寒さ耐えて待ちいる地吹雪の駅


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:15 | 題詠blog2015

092:徴(横雲)

徴(はた)り攻められて靡いた身の歓喜命尽きるまで燃えに燃えたい


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:13 | 題詠blog2015

091:略(横雲)

略奪の果てに叶った愛ゆえに精尽きるまで燃えに燃えたい


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:11 | 題詠blog2015

090:山(横雲)

山里を巡った旅の言い訳に密かに選ぶ甘いお土産


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:07 | 題詠blog2015

089:マーク(横雲)

キスマーク隠して帰りゆく人の言い訳聞いてみたい初旅


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:05 | 題詠blog2015

088:炭(横雲)

炭焼きのけぶりが見えて山里は眠るがごとく鎮まっている


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:04 | 題詠blog2015

087:当(横雲)

当尾(とおの)の道花の匂ひのする女(ひと)と巡る石仏九体の御寺


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:02 | 題詠blog2015

086:珠(横雲)

擬宝珠を濡らした雨が通り過ぎ火照った肌を寄せ合うふたり


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# by asitanokumo | 2015-02-13 10:00 | 題詠blog2015

085:化石(横雲)

化石になるくらい強く抱き合い今夜の二人かたまっている


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# by asitanokumo | 2015-02-13 09:58 | 題詠blog2015

084:錦(横雲)

綾錦七夕姫の逢う夜にふたりの未来夢に織ってた


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# by asitanokumo | 2015-02-13 09:52 | 題詠blog2015

083:憎(横雲)

憎いほど痛む心が通い合う逢えないままの星合の夕


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# by asitanokumo | 2015-02-13 09:50 | 題詠blog2015

082:佳(横雲)

この佳き日二人で歩む道見えて祝いの花か散り敷かれゆく


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# by asitanokumo | 2015-02-13 09:48 | 題詠blog2015

081:付(横雲)

付け下げの名古屋の帯をほどくとき盛りの花がとめどなく散る


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# by asitanokumo | 2015-02-13 09:47 | 題詠blog2015

080:標(横雲)

道標(みちしるべ)さしてる先に紅白のおぼろにかすむ梅林を見る


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# by asitanokumo | 2015-02-12 21:43 | 題詠blog2015

079:筆(横雲)

紅筆の色を映して紅梅が鏡の奥で染まりゆく朝


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# by asitanokumo | 2015-02-12 21:41 | 題詠blog2015

078:ソース(横雲)

ソースパンことこと煮込み待つ時間育つ芳醇ひとつの誠


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# by asitanokumo | 2015-02-12 21:38 | 題詠blog2015

077:等(横雲)

吾等みなまやかしの世を惑うゆえひとつの誠探り求める


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# by asitanokumo | 2015-02-12 21:36 | 題詠blog2015

076:舎(横雲)

校舎前咲き初める花眺めやり体いとえと優しい言葉


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# by asitanokumo | 2015-02-12 21:34 | 題詠blog2015

075:短(横雲)

短めに髪刈ってみて男伊達逢いに行こうか耐えて忍ぶか


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# by asitanokumo | 2015-02-12 21:30 | 題詠blog2015

074:唾(横雲)

唾溢れ舌からめるくるキス拒み胸にやさしく抱かれている


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# by asitanokumo | 2015-02-12 21:27 | 題詠blog2015